W杯はこれからが本番 ― 2026/07/04 07:00
サッカーW杯はいよいよ佳境に入り、優勝を目指す各国にとってここから先は一つひとつの試合が真価を問われる戦いだ
まず、日本代表の選手の皆さん、本当にお疲れ様でした。素晴らしい試合を見せてもらい、多くの感動を与えてくれた。今はしっかり休養を取り、怪我を治して次の挑戦に備えてほしい
しかし、感動と現実は分けて考えなければならない。日本代表は長期政権の8年間で、結局ベスト16の壁を破れなかった。この事実から目を背けてはいけない
大会前から感じていた違和感がある。気合・一体感・団結はもちろん大切です。それらを否定するつもりはない
しかし、それだけを前面に押し出すのはアマチュア的な発想ではないだろうか。プロの世界では評価されるのは勝敗だけである
どれだけ雰囲気が良くて結束しても、結果が伴わなければ意味はない。世界との差はどこにあるのか
例えば、日本代表の選手でブラジル代表やフランス代表のレギュラーになれる選手が何人いるだろうか。結局、試合を決めるのは個の力である
世界最高峰と呼ばれるプレミアリーグ、ラ・リーガ、ブンデスリーガ、セリエA、リーグ・アン。その舞台で主力として活躍できる選手が、日本代表の中心にならなければ世界では勝てない
海外へ移籍しただけで満足していては意味がない。目指すべきはレギュラー定着であり、得点王や年間ベストイレブンなど世界トップクラスの実績だ
そこまで到達する選手が増えて初めて、日本は世界基準と言える
個人的な感想では戦術面にも疑問が残る。守備から入り、ボールを奪って速攻を狙うスタイルは確かに一つの戦い方だ
しかし、この戦術は選手の運動量に大きく依存するため、強豪国との連戦では体力を消耗しやすい
一方で、世界のトップ選手を見れば違う景色がある。例えばメッシは必要以上に守備へ走り回らない。その代わり、攻撃で試合を決定づける仕事に集中する
もちろん全員がメッシになれるわけではない。しかし、個の能力を最大限に生かす戦術を構築することこそ監督の仕事ではないだろうか
攻撃を組み立て、1対1の局面では個人で勝負できる選手が増えれば、チーム全体にも余裕が生まれ戦術も変えられる
日本代表は短期間しか活動できない。代表合宿だけで選手を劇的に成長させることは不可能だ。それは理解している
だからこそ重要なのは、限られた時間でも戦術を浸透させられる監督の存在である
現監督の手腕は素晴らしいし人柄も問題ない。マスコミの受けもいいが結局は結果がついてこなかった現実がある
最高の景色を見よう。そんな言葉は日本人の心には響くのかもしれないが、しかし世界は言葉では勝てない
監督人事は日本サッカー協会にも事情はあるだろう。財政面の問題もあるのかもしれないし監督人選のこともある
それでも、日本が本気でベスト8、そしてその先を目指すのであれば、世界のトップレベルを知る監督に4年間を託す決断が必要ではないだろうか
感動や言葉だけでは、世界の壁は越えられない。今こそ日本サッカーは、日本基準ではなく世界基準で未来を考えるべき時だ
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